食の資格ブーム
雑穀アドバイザーをはじめ、食に関する資格を取得する女性が増えています。特に「フードコーディネーター」や「フードスペシャリスト」「フードビジネスコーディネーター」「フードアナリスト」などのカタカナ資格が大人気。それぞれの資格を運営している団体があり、実のところ資格の内容はそんなに差異はありません。最近では、日本ベジタブルマイスター＆フルーツマイスター協会が「野菜ソムリエ」という資格を打ち出しています。野菜の現状は、中国などからの輸入が増えたり、ビニールハウス栽培の影響で旬の野菜がどれかを知らない人たちが増えていることから、野菜の実体を知ったり知らせたりする野菜ソムリエの資格はそれなりに意味があるかもしれません。
雑穀アドバイザーも食に関する資格ですが、食の業界には、国家資格としては調理師や栄養士、管理栄養士、製菓衛生士、レストラン・サービス技能士があります。民間資格でも「〇〇ソムリエ」と銘打って、社会で認知されるような資格になれば問題はないでしょうが、いずれにしても食の資格へ関心が高まることは日本の食文化の隆盛にとってはいいことなのでしょう。