「雑穀アドバイザーの資格を取ろう!」では、雑穀アドバイザーの資格を取るための情報を分かりやすく解説していきます。この資格はまだそれほど広まっていませんので取得するなら今がチャンス。もちろん、資格があれば転職や就職にも有利ですよ!
日本雑穀協会(事務局:三井物産戦略研究所)は、雑穀の普及と啓蒙を目的として、体系的な知識を習得した人材を育成するために「雑穀エキスパート」「雑穀アドバイザー」「雑穀ソムリエ」の3段階からなる資格制度を導入しています。
第1段階の「雑穀エキスパート」は、対象を主婦など一般の消費者に絞り、雑穀に関する基礎知識や料理法など一定基準の知識を持つゼネラリストを養成します。この雑穀エキスパートの第1回目の試験は2005年におこなわれています。
第2段階となる「雑穀アドバイザー」は、対象を加工業や流通業者に従事する方たち、いわゆるプロフェッショナルが対象。雑穀アドバイザーの内容は、雑穀の調理や販売などに関して幅広い知識や技術を取得しているスペシャリストを養成するものです。
最上位として位置づけられている「雑穀ソムリエ」は、雑穀の普及とアドバイスができる人材を対象に、栄養や調理法について詳細に知っているプロフェショナルを養成するものとなっています。
雑穀アドバイザーが扱うのは「雑穀」です。最近、環境にも関心があるせいか、雑穀という言葉をよく耳にするようになりました。雑穀アドバイザーが関係する雑穀とはいったいどういうものなのでしょうか。
雑穀は、イネやトウモロコシなどがその代表であるイネ科穀類のなかでも、キビやアワなどほんの小さな実をつける作物の総称を言います。ふつうには、ソバやアマランサス、マメ類まで雑穀の範囲として扱っています。
商品として市場に出回っている雑穀の種類は15種類を超えるほど多くなっています。そうした背景にあるのは、味や栄養、食の安全性などを追求する「本物の食」のニーズが高まってきたために、それらの食の要素を備えている食材として雑穀が注目されているから。とはいえ、雑穀の種類は栄養価、調理の方法は意外にまだまだ知られていません。
そこで、それら雑穀の調理方法や生産方法、販売、流通、美容など幅広い知識をもっている雑穀アドバイザーが求められるようになったのです。こうして、雑穀アドバイザーをはじめとする、日本雑穀協会が認定する雑穀専門家の資格が誕生しました。
雑穀アドバイザーの受験申し込みは、対象となるのが雑穀エキスパートの認定者の方に限っています。つまり、雑穀アドバイザーは雑穀エキスパートの資格を取っていないと受験できません。
受験申し込みは、雑穀エキスパート認定番号や氏名、現住所、電話番号を記した受験申し込み用紙をFAX(03−3500−5462)かメールで送付すれば完了します。募集要項や申込書が必要なときは電話(03−3500−5461)に問い合わせをすれば答えてくれます。
ただし、雑穀アドバイザーの受験申し込みにはいろいろな注意事項があります。たとえば、「受講生本人の都合によるキャンセルした場合には、どんな理由があったにせよ返金はしないこと」「受講希望者が規定人数に足らないときには、開催中止することがあること。費用は返却します」「天候の異常ややむを得ない理由から口座が開催できないときには、開催日が変更されること」など多岐にわたっていますので、資格を取りたい方はあらかじめ確認しておきましょう。
奈美悦子さんが雑穀アドバイザーの資格を取得したことで有名になりましたが、実は、雑穀アドバイザーの資格保持者はまだ50人にもいません。つまり、今がこの資格を取得する最高の時なのです。あなたもプロの雑穀アドバイザーになってみませんか?
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